052-485-5762〒490-1116 愛知県あま市本郷花ノ木35番地
WEB予約はこちら2008〜2019年 | 静岡県の動物病院に勤務 2019年以降も月曜日に勤務 |
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2019年~ | あま動物病院勤務 |
2020年~ | 岐阜大学動物病院腫瘍科研修 |
2021年 | 岐阜大学獣医学科卒業研究室:腫瘍科 |
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2021年~ | あま動物病院勤務 |
鼻腔内腺癌・歯源性腫瘍・口腔内扁平上皮癌・口腔内メラノーマ・皮膚肥満細胞種・甲状腺癌・髄膜・心臓血管肉腫・胸腺腫・肺腺癌・胃腺癌・小腸腺癌・大腸腺癌・平滑筋腫・肉腫・GIST・肝臓腫瘍・インスリノーマ・リンパ球性白血病・多発性骨髄腫・副腎腺腫・癌・腎細胞癌・膀胱内移行上皮癌・脾臓血管肉腫・肛門嚢アポクリン腺癌・肛門周囲腺腫・腺癌・軟部組織肉腫・骨肉腫・軟骨肉腫・卵巣、子宮、精巣腫瘍・前立腺癌・種々の皮膚皮下の良性腫瘍・浸潤性脂肪腫・筋間脂肪・乳腺腫瘍、乳腺癌・リンパ腫(多中心・腸・腎臓・肝臓・皮膚・縦隔・鼻腔内)・形質細胞腫・組織球腫 ・反応性組織球症 ・組織球肉腫・メルケル細胞癌・神経内分泌細胞癌
チェック項目 | 内容 | 考えられる腫瘍疾患 |
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目 | 目の輝き、白目の黄ばみ、目やに、目の周辺のできもの、眼球の大きさ、目を痒がっている、目が見えていない。 | マイボーム腺腫、メラノーマ、皮膚型リンパ腫 |
耳 | 耳の汚れ具合、耳の周辺のできもの、耳を痒がっている、耳や頭を振る。 | 耳垢腺腫・癌、皮脂腺腫、扁平上皮癌 |
鼻 | 鼻周辺のできもの、鼻水の色、くしゃみ、いびき、呼吸の状態、出血、顔や鼻の歪み | 鼻腺癌、鼻腔内リンパ腫、口腔内扁平上皮癌、皮膚組織球腫 |
口 | 歯茎や歯、舌の異常、口臭、歯周病、口の中のできものやただれ、出血、よだれの量、できものの色 | メラノーマ、口腔内扁平上皮癌、線維肉腫、歯源性腫瘍 |
皮膚 | 皮膚のできものやしこり、炎症、腫れ、出血、痛がる、しこりが急に大きくなっている。(経過観察の場合) | 扁平上皮癌、皮膚肥満細胞腫、脂肪腫、軟部組織肉腫、毛包上皮腫、皮膚組織球腫 |
お腹 | 触った時に痛がる、不自然な腫れや膨らみ、しこり、(雌犬の場合は、乳腺にしこりがないかをしっかり確認する) | 脾臓腺腫、メラノーマ、皮膚型リンパ腫 |
足 | 痛がる、腫れ、足を舐める、しこり(指の間や肉球の間もしっかり確認する)、筋肉が痩せてきている。 | 骨肉腫、軟部組織肉腫、組織球性肉腫、メラノーマ |
リンパ節 | コリコリしたしこり(脇の下や鼠径部、あごの下などリンパ節のある部分を確認する) | リンパ腫、白血病、周辺腫瘍の転移 |
歩き方 | 跛行(はこう)(足をひきずる)している、まっすぐ歩けない。 | 脳腫瘍、傍脊髄腫瘍、骨肉腫 |
食べ方 | 食欲がない、口の動かし方、食べるのが遅い、食べにくそうにしている。 | メラノーマ、口腔内扁平上皮癌、歯源性腫瘍 |
呼吸 | 咳や息切れ、寝ているときに呼吸が止まることがある、苦しそうにしている。 | 肺腺癌、心臓腫瘍、気管内腫瘍、口腔内扁平上皮癌、歯源性腫瘍 |
排泄物や分泌物 | 便や尿の状態、体から異常な分泌液が出ている。 | 腸腺癌、腸管型リンパ腫、膀胱移行上皮癌 |
乳腺腫瘍は、乳腺の組織が腫瘍になったものです。早期の不妊手術により乳腺腫瘍の発生リスクを下げることができると言われています。犬では良性の割合が多く2/3が良性腫瘍だという報告があり、猫では悪性が多く9割が悪性の乳腺癌だったという報告があります。 良性腫瘍であれば大きく切除する必要はないこともあり、また悪性腫瘍であれば広く切除しリンパ節も合わせて摘出する必要が出てきます。乳腺腫瘍はそれらの判断を可能な限り手術前検査で行い、それぞれに必要な範囲で手術計画を立て「治療効果を最大に負担を最小に」を目指し治療しています。
骨肉腫は骨にできる悪性腫瘍です。大型犬に多い腫瘍で、3/4は四肢にできます。症状は、足の痛みや腫れなどでレントゲン検査などで腫瘍の存在を疑います。診断は病理組織診断で行い、通常は麻酔をかけて検査を行います。治療は外科手術や放射線治療を行うことがあり、また肺への転移が多い腫瘍でもあるので手術を行なった場合は術後に化学療法(抗がん剤治療)を行うこともあります。また、積極的な治療を行わない場合でも緩和治療として痛み止めを使い、動物の負担を少しでも軽くするよう治療します。
メラノーマは、メラニン色素を作る細胞の悪性腫瘍です。口の中や眼、皮膚などにできます。しこりが大きくなると表面が欠けて、出血することもあります。またメラノーマは、リンパ節や肺に転移しやすく診断の際にも治療の際にも転移の確認がとても重要になります。治療の第一選択は外科手術で、できる限りしっかりと腫瘍を切除する必要があります。また外科手術後には化学療法(抗がん剤治療)を行い、転移している可能性も考慮して総合的に治療していく必要があります。また今後新規治療の発展が期待される腫瘍でもあります。
リンパ腫とは、血液やリンパ節に存在するリンパ球という白血球が腫瘍化したものです。リンパ腫は、全身のリンパ節が腫れる「多中心型」や腸などの消化管に発生する「胃腸管型」、他にも皮膚や腎臓、肝臓、脾臓に発生する様々なタイプのリンパ腫があります。また、それらの中にもさらに「高悪性度」「低悪性度」のものがありと進行スピードなどが異なります。 リンパ腫は、これらの型や悪性度によって診断や治療が異なりそれぞれにあった診断や治療を行う必要があります。一言にリンパ腫と言っても、針で刺すか切除をするか、化学療法(‘抗がん剤治療)をするか外科摘出をするか、これらを今までのデータに照らし合わせ、判断し適切な診断・治療を行うことで動物の負担を最小限にできると考えています。
肥満細胞は白血球の一種で、体の多くの組織に存在しています。アレルギー反応に関与しており、アレルゲンにさらされると、肥満細胞内に存在する顆粒からヒスタミンなどの化学物質を放出します。それらが放出されると、低血圧、胃・十二指腸潰瘍、浮腫、局所血液凝固不全、創傷治癒遅延などを起こします。
皮膚腫瘍中、犬で第1位、猫で第2位に位置づけられる発生率の高い腫瘍で犬の肥満細胞腫は、リンパ節転移や遠隔転移を起こす可能性があります。猫の皮膚の肥満細胞腫は90%が良性とされていますが、脾臓や腸にできた肥満細胞腫は、他の臓器やリンパ節へ転移します。診断は、針吸引(FNA)による細胞診でおこないますが、組織学的グレードは判定できません。血液検査や超音波検査を実施し、高グレードの肥満細胞腫が疑われる場合には、肝臓や脾臓の細胞診も実施します。治療は、外科的切除が最も効果が期待できます。ただし、腫瘍病変辺縁から大きく切除する必要があり、十分に切除ができない場合には、切除後の放射線治療や化学療法の併用が推奨されます。
視診と触診にてしこりがないかを確認させていただきます。特にリンパ節の腫れは今後の治療方針を決める上で重要なためよく触らさせていただきます。その他、身体検査にて全身の状態も確認させていただきます。
レントゲン検査は、X線を用いて体内の組織や臓器の画像を得ることができ、腫瘍の存在を評価します。基本的には、麻酔や鎮静を必要とせず、痛みも伴わずに比較的短時間で行うことができます。特に骨や肺などにおける腫瘍の存在の評価として、一般的に用いられる検査です。ただし、軟組織の詳細な情報は提供しづらい場合もあります。
細胞診検査は、病変部位から採取した腫瘍細胞の特徴や形態、細胞核の大きさなどを調べることで、腫瘍の種類や悪性度を推定し、その後の検査や治療方針を決めます。細胞診検査は、非侵襲的で痛みが少なく、迅速な評価が可能ですが、検査の精度には、細胞診に精通している必要があります。当院の松野や村越は、日ごろから細胞診を勉強し続けております。特に慎重に評価する必要がある場合には、外部の病理検査医に外注検査を依頼して調べてもらっております。
超音波検査は、高周波音波を用いて身体の内部を観察する検査方法です。腫瘍疾患の診断には、腫瘍の位置や大きさ、形状、血流状態、周辺組織との関係性などを評価するために、超音波検査が頻繁に用いられます。超音波検査は鎮静や麻酔が必要なく、痛みを伴うこともなく比較的簡単に行うことができる検査です。
組織生検は、腫瘍疾患の確定診断をするための検査です。組織生検では、腫瘍の一部や全体を摘出し、組織の特徴を調べることによって、腫瘍の種類や悪性度を判断し、治療法の決定につなげます。組織生検には、手術的な方法と非手術的な方法があります。手術的な方法では、腫瘍を切開し、一部または全体を摘出します。非手術的な方法では、局所麻酔や鎮静下で太めの針などで腫瘍組織の一部を採取します。採取した組織は病理の専門医に送り検査をしてもらいます。組織生検は、腫瘍の診断において非常に重要な検査であり、正確な診断や治療方針の決定につながります。
X線を用いて身体の断層画像を撮影する検査方法です。 犬猫でのCT検査には、麻酔や鎮静が必要になりますが、腫瘍の大きさや形状、周辺組織との関係性、腫瘍の悪性度合い、転移の有無などを確認し、今後の治療方針や予後についての評価をするためにとても役立ちます。特に、超音波検査では評価が難しい、肺や骨、鼻の中や口腔内などの評価には力を発揮します。当院には小型犬と猫用のCTがあります。
抗がん剤治療は、腫瘍細胞に作用して、腫瘍の進行を遅らせたり、症状の改善をもたらすことが期待できます。しかし、その効果は腫瘍の種類や悪性度、個々の体質などによって異なります。
抗がん剤は点滴や経口投与、注射などの形で投与され、腫瘍の種類やステージ、動物の状態に応じて個別に計画されます。
外科手術や放射線治療など他の治療法と併用されることもあります。
一般的に、抗がん剤は、腫瘍細胞だけではなく、健康な細胞にも影響を与える可能性があり、副作用が生じることがあります。副作用の発言には個体差がありますが、下痢、嘔吐、脱毛、疲労感、免疫機能の低下などがあります。
抗がん剤と聞くと「辛い」「苦しい」「毛が抜ける」というイメージがあるかと思いますが、腫瘍による症状を改善し、楽になったり、元気になったりすることも少なくありません。抗がん剤だけで完治は難しいことが多いのですが、生活の質の改善や寿命を延ばし飼い主さまと過ごす時間を増やすことにつながることを目的におこないます。
外科手術では、腫瘍を含む部位や周辺組織を切り取ることで、腫瘍の完治や進行を抑える、症状を和らげることを目指します。また、腫瘍やリンパ節を切除したものを病理検査に出すことで、腫瘍の種類や悪性度、進行具合についての診断や、完全に腫瘍が取り切れているかの判断をしてもらいます。
手術は一般的に全身麻酔下で行われ、手術の方法や範囲は、腫瘍の種類、大きさ、位置、および患者の状態によって異なります。
放射線治療は、腫瘍細胞を破壊するために高エネルギーの放射線を照射し、腫瘍細胞のDNAを損傷し、細胞の機能を停止させることで腫瘍の進行を抑制したり、退縮させます。
放射線治療により腫瘍が小さくなることも多く、脳内や気道で腫瘍が大きくなり症状が出ている場合、症状が大きく改善することも期待できます。
放射線治療には、オルソボルテージとメガボルテージの2つの主要なタイプがあります。オルソボルテージは低エネルギーの放射線を使用して腫瘍細胞を破壊するため、皮膚の腫瘍など体表部の腫瘍で、大きくない腫瘍に用いられます。一方、メガボルテージは高エネルギーの放射線を使用し、深部にあるがん細胞を破壊するので、内臓や鼻腔内、脳の腫瘍などに用いられます。
副作用として皮膚の赤み、脱毛、ドライアイ、吐き気などが現れることもあります。治療は通常、複数回に分けて行われ、がんの部位やステージに応じて適切な治療計画が立てられます。手術と併用する場合もあります。
放射線治療が推奨される場合には、当院では、メガボルテージのある岐阜大学を紹介させていただきます。
緩和療法は、腫瘍患者の痛みや不快感を軽減し、生活の質を向上させるための治療です。腫瘍の治療に伴う副作用や症状(疼痛、吐き気、倦怠感など)の管理はもちろん、様々な理由で上記のような積極的な治療が選択肢に入らない場合にもできるだけ愛犬愛猫の負担を減らすための治療をします。緩和療法は、疼痛管理、栄養補給、腫瘍の進行を遅くすることを目指して、抗がん剤以外の薬や温熱療法、サプリメントなどをご提案します。
通常ビタミンCは抗酸化作用を発揮しますが、大量に血管内に投与すると逆に酸化作用を発揮し、生体内では大量の過酸化水素を発生させます。正常な細胞は過酸化水素を中和する酵素を持っていて障害を全く受けませんが、ガン細胞はこの酵素を十分に持っていないものが多く、過酸化水素が癌細胞を破壊すると考えられています。副作用がほとんどないのが最大のメリットです。
マイヤーズカクテルは、複数のビタミンやミネラルの薬剤を配合して血管内に投与し、血中濃度を急速に上昇させることで薬理学的な効果を期待します。十分なビタミンやミネラルの経口摂取が難しい動物の健康不良の改善や健康維持効果が期待されます。
これまでに臨床医として多くの腫瘍疾患を診療してきています。
当院だけでも年間300件ほどの腫瘍の診療をしております。その他にも大学病院での研修などで、最前線の治療について学び続けています。
まずは、むやみに切るのではなく、腫瘍の種類や悪性度、その子の体調によって外科が第一選択となるか検討します。次に切除をするのであれば、腫瘍の切除範囲や切除方法を検討します。完全切除を目指すのであれば、 切除範囲をよく考えなければなりません。範囲が足りなければ腫瘍は再発してしまいますし、逆に広過ぎれば動物の負担を増やしてしまうことになります。当院では、治療効果を最大にし、負担を最小にできるように適切な手術の方法を考えておこなっております。
抗がん剤治療は、その子の体調や体質、抗がん剤の使い方によって治療効果や副作用の程度が大きく変わる治療法です。副作用は避けられず、それを最小限に抑えるために、私たちは抗がん剤の量や併用薬を個別に調整し、定期的な検査も行います。患者さんの安全を最優先に考え、治療効果を最大化し負担を最小限にすることを目指しています。私たちの目標は、患者さんが治療中も元気な時間を過ごせるようにすることです。ご質問や不安な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
CTはX線を使用して体の断層画像を作成し、腫瘍の形状、サイズ、位置などを観察するのに役立ちます。これにより、腫瘍の性質や周囲の組織への浸潤の有無、周囲の臓器との位置関係などを把握することができます。また、腫瘍が他の臓器やリンパ節に広がっているかどうかも確認できます。CT検査は痛みや不快感はほとんどありませんが、犬や猫の場合は鎮静や麻酔が必要となります。当院では、小型犬と猫用のCTを用いて診断や治療計画に使用するほか、化学療法の効果評価にも利用しています。
可能な限り愛犬や愛猫の苦痛や不快感を減らし、生活の質を上げるために飼い主様と一緒に治療を検討していきます。緩和療法では、疼痛管理、症状のコントロール、栄養補給、終末期ケア、腫瘍の進行を遅くすることを目指して抗がん剤以外の薬や温熱療法、サプリメントなどのご提案をします。
受付いただきましたら、スタッフから問診させていただきます。どのような症状がいつごろからあるのかお伺いさせていただきます。セカンドオピニオンの場合は、どのような診断でどんな治療をご提案されているかもお伺いします。
(ネット受付時のオンライン問診をご利用いただくとスムーズです。)
疑う腫瘍に応じて、細胞診検査、血液検査、レントゲン検査、超音波検査など必要な検査をご提案させていただきます。検査にて悪性が疑われた場合には、転移の有無やさらに詳しい検査のためにCT検査や生検などのご提案をし、段階的にご相談しながら検査を進めて参ります。
検査結果に応じて、外科手術や抗がん剤などの化学療法、放射線治療などからどんな治療が選択できるのかをご提案します。また、その治療を選択した場合のメリット・デメリットや、どのような経過が予想されるのかをご説明させていただき、これからの治療方針を飼い主様と一緒に決定していきます。
お会計は受付にてさせていただきます。次回の診察日は状態に応じて数日後から
1ヵ月を目安にお伝えさせていただきます。新規カルテ作成料 | 825円〜 |
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初診料 | 1,980円 |
診察料 | 1,650円 |
再診料 | 1,045円 |
初回腫瘍科診察料 (初診料・診察料に加算) |
6,600円 |
細胞診(院内) | 4,400円 |
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レントゲン検査 | 7,150円〜 |
超音波検査 | 4,180円〜 |